私になりたい

仕事も心も安定しない一人暮らしメンヘラアラサー

守れない愛ばかりだった

夏の夜、暗い部屋で天井をみていたら、ブログを書かないとだな、ふとそう思った。
あの頃、見つめた知らない天井は、わたしに冷たかった。
隣にいる人間に触れると、体温は温かいのに、反対にわたしの心は冷たくなって、苦しくなったりして朝がこなければいいのにと願っていた。
朝がくれば、終わりで、ここから去らねばならない。

愛情なんて知らなかったわたしは、ただ、この癒えない傷痕のような穴を埋めるためだけに人にすがる愚かな生き方をしていた。
愛されて育っていれば、愛を知っていれば、もう少し自分を守り、大事に出来ていたのかもしれない。

いつも見下されて生きてきた。
姉妹にも、友人も、男性にも。
愚かで、頭が悪くて、愛に飢えていることを見透かされていた。
それでもわたしはだれかに愛されたかった。
両親から貰えなかった愛情を、幽霊のように未練がましく誰かから貰えるように必死だった。

誰でもいいわけではなかった、だから当たり前のように傷付いた。
あまりに心に障ることはもう思い出せない。
ゴミみたいな、あたまのわるい醜い容姿の女は、他よりも酷い、真実を言われるのだろう。
確かに、あの頃の自分はとても醜悪だった。

努力をした。
顔を変え、メイクを変え、出会いの場へ挑戦し、パートナーが出来た。
それでも「愛」がわからずに、付き合いは長く続かなかった。
これ以上、「愛」が理解らなかった。

幾度も繰り返し、失敗し、もう自分には向いていない、と一年考えた年があった。
なにもしなかったわけではないけれど、どれも手応えがなく、項垂れていた。
好きな人に愛され続ける、ということはなんてなんて難しいことなのだろう。
一瞬で打ち上がる花火みたいな恋ばかりで、火傷だけが残り、終わりしか見えなくなった。








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