やっと思い出しても酷く痛むことがなくなって、思い出にすることが出来て、泣くことができた。
時間がかかってしまったね。
あんなに辛かったのに、ひとは忘れることができる、傷は癒える、だから生きていける。
自分が人間だということを痛感する。
それでも、信じるのは怖い。
満たされて、またその愛が供給されなくなるのが恐ろしい。
あの空っぽになって身体が芯から冷えていくような感覚を味わいたくない。
それでも、希望を持つことでしか、生きられない。
前に進むしかないことを知っている。
愛してる、なんて言葉は本当に無力で、何の効力もない。
わたしは、愛するということはどういうことなのかを、もっとよく学ばないといけない。
満たされたいばかりでは、愛は続かない。
....今度愛する人が出来たなら、周りになにもない広い場所で、紫色と朱色が滲んでいく朝焼けを一緒に見て過ごしたい。
世界のはじまりをみて、またはじめから信じることをやり直したい。
出来るかな、やってみないと、わからないよね。