私になりたい

仕事も心も安定しない一人暮らしメンヘラアラサー

黒猫のきみ

いつかの元彼とよく歩いた道を散歩した。小さい鳥居の前にいつもの黒い猫がいた。君は変わらずここにいるのね。わたしは、もう1人でしかここに来れないんだ。
1年が過ぎて、やっと完全に思い出に出来て社内で話しかけられても動じなくなった。一緒に歩いた道も、傷つくことなく、こんなところ歩いたなという気持ちでいれた。
だから、今回も1年経てば痛みはなくなる。逆を言えば、1年は痛みが続く。
こうまでして、少しの幸せと引き換えに、傷を負い痛みを味合わなきゃいけないのならば、恋愛って自分にとって必要なものなのかと考える。恋愛してるから人生がよりつらいのでは。もう誰かに認めてもらいたいという気持ちを潰していくほうが楽なのでは。まあ、そんな事ができるならだけど。


引っ越したいな。
結婚したらこの部屋を出ると思ってたけど、結婚は出来ないってもうわかってしまったから。
この狭い部屋に閉じ込められて、なにも出来ないのが嫌になってきた。
もう少し広い部屋で、好きな家具を置いて、好きなものだけ集めて、ソファに沈んで眠れるような。
わたしは、わたしの幸せを考えるべきなんだろうな。もっと人間的な生活がしたいと欲が出てきた。
知らないだれかとの幸せを諦めようと思った日に。


最近は頭に言葉が延々と溢れてくるので、ずっとそれを書き留めて、崩したり、組み直したりしてパズルみたいなことをしている。
でも文章を書くってずっとそれの繰り返しだな。