私になりたい

仕事も心も安定しない一人暮らしメンヘラアラサー

夢の夢を見ている

 

現実が現実すぎて立っていられなくて
床に伏せ蹲ったまま顔を上げられないでいる

すべてが終わったわけではないのに
すべてが終わったようにしか感じられぬ日々

どうせ………

立ち上がってまた歩かなければならないのだ
それが生きるということなのだから
なにもならないと思っていた祈りが
救いになることを知る

祈りさえわたしを見捨てるのならば
また虚構の海で幻と沈む

すべての偽物は振り落とされるのに
幻だけは美しく魅せる
また絶望にわたしを落とすためで
ゆっくりと喉元を圧迫するから
ずっと夢の夢を見ている