現実が現実すぎて立っていられなくて
床に伏せ蹲ったまま顔を上げられないでいる
すべてが終わったわけではないのに
すべてが終わったようにしか感じられぬ日々
どうせ………
立ち上がってまた歩かなければならないのだ
それが生きるということなのだから
なにもならないと思っていた祈りが
救いになることを知る
祈りさえわたしを見捨てるのならば
また虚構の海で幻と沈む
すべての偽物は振り落とされるのに
幻だけは美しく魅せる
また絶望にわたしを落とすためで
ゆっくりと喉元を圧迫するから
ずっと夢の夢を見ている